林業技術向上のための調査・研究
社会共通の財産である森林を活かすための諸施策の実現に向けて、
より効果的な事業の実施に寄与する技術的な基礎となる調査・研究を行っています。
森林整備事業計画に関する調査
森林機能の高度発揮に資する林道や林業専用道、治山事業等に関する調査を行っています。
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治山事業の全体計画
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林道開設事業の全体計画
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簡易貫入試験
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土壌酸性度試験
森林整備事業実施に伴う環境調査
希少植物の調査や事業上やむを得ない場合の移植を行っています。また、森林整備事業地等周辺の猛禽類飛翔調査も行っています。
- 希少種の移植 作業道開設に伴う希少植物の移植(伊那市)
- 猛禽類の飛翔調査 森林整備地等の周辺における猛禽類の生息調査
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希少種(ヤマシャクヤク)の移植
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林道事業の全体計画
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森林整備地周辺で確認したハチクマ
各研究機関との共同研究
- 崩壊危険地抽出共同研究機関(代表;森林総研)
- 信州大学農学部
- 京都大学フィールド科学研究センター
- 長野高専環境都市工学科 など
天地返しに木炭層を組み込んだ裸地面運動場の放射線低減;信州大学農学部鈴木准教授との共同研究。
伊那市長谷で切り出されたカラマツを木炭化した。
壁孔破損部(左)と壁部(右)のSEM画像と元素分析結果
ICT機器を活用した林道の位置情報調査方法の研究
(R3年度)岩手大学農学部との共同研究
最新技術を活用した調査・研究事業
内業の効率化~GISの活用
【所有GIS】ArcGIS、QGIS、ScanSurveyZ
最新GISデータの活用
- CS立体図を活用した林内路網配置計画と
崩壊危険箇所等の抽出 - DEMを用いた地形解析 など
現地作業の効率化
GIS等で得たCS立体図やオルソ画像、林班情報などをモバイル端末に取り込み、GPSで位置を確認しながら作業を行います。